ビジネスにおいて重要な、ロジカルシンキング

ビジネスシーンにおいて、ロジカルシンキングは非常に重要な考え方になります。
論理的と日本語訳であらわされますが、感情的になることなく、あくまで、何が良くないのか、改善点は何かなど、客観的に判断する考え方といえるでしょう。

そんなロジカルシンキングですが、ロジカルシンキングを守るためには、いくつかのコツがあります。
その中の一つが、MECEです。
Mutually Exclusive、Collectively Exhaustiveの頭文字繋げたもので、ミーシーと読みますが、日本語訳では、漏れがなく、ダブりもないという意味合いになります。
ロジカルシンキングをする際には重要なポイントの一つで、正しく全体像をとらえられているか、客観的に認識できているかどうかを判断する重要な材料となります。

ミーシーを守ることで効率的会話を図る

ミーシー、漏れがなくダブりもないという状態は、具体的にはどういうことを指すのか、例文でご説明します。

例えば、アンケートを実施する際。
現在の職業を記入する欄の選択肢が、学生かフリーターしかないという場合など、選択肢が明らかに少なく、対象者が限られてしまうでしょう。
反対に、フリーターや正社員、会社員とある場合は、正社員と会社員が重なってしまい、余計な選択肢となります。
このように、余計な項目が入っている、項目が足りないような状態は、ミーシーを守ることが出来ておらず、アンケートの回答も正確に得ることが出来ません。

アンケートに限ったことではなく、このようなミーシー状態に陥っているものは、実は少なくありません。
ミーシーを守れるかどうかが、基本的な考えた方にとって重要になるという事を、よく頭に入れておきましょう。

ロジカルシンキングのコツは思考を単純化すること

ロジカルシンキングではこのように、相手にわかりやすく伝えることが出来るように、考え方を単純明快化し、キチンとミーシーを守ることが重要です。
ロジカルシンキングが出来るようになることで、視野が広がりやすくなり、より的確な考え方をすることが出来るようになるでしょう。

ロジカルシンキングが出来るようになると、考え方が堂々巡りすることが少なくなり、壁にぶちあたるような機会も少なくなります。
悩みを抱えることが多いという方の場合は特に、ロジカルシンキングが出来るようになることで、気持ちが楽になるといえるでしょう。

相手に物事を伝える際にも、ロジカルシンキングをした結果を伝えることで、より的確に、自分の考えを表現することが出来るようになります。
考え方や意見をきちんと伝えられるようになってこそ大人と言えますので、ロジカルシンキングを身に着けるために、まずはミーシーを身に着けてみてください。

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