近年増加傾向にある ビジネスメール詐欺
近年オフィスを騒がせている詐欺メールとして知られているのが、ビジネスメール詐欺です。
クライアントからのメールになりすまし、仕事内容を送り、クライアントから送られてきた請求書のように成り済ますことで、振り込みをさせる、非常に巧妙な詐欺として知られています。
メールアドレスを見れば一目瞭然と思う方もいるかもしれませんが、ビジネスメール詐欺はそこまで単純な詐欺ではありません。
本物のメールアドレスと一見同じようなメールアドレスを作成し、本物の企業から送られてきたかのようなメールアドレスを作成するのです。
例えば、本当のメールアドレスが、○○company.comであれば、偽物のメールアドレスでは、○○co“rn”pany.comというように、一見同じようなメールアドレスに見えるように、細工を行うのです。
もちろん気が付かずにそのまま送金をしてしまったら、後悔しても後の祭り。
そのまま詐欺被害にあってしまい、警察に届け出るしかなくなってしまうでしょう。
このように、ビジネスメールを装った詐欺被害は後を絶たず、企業側から強い注意が呼びかけられています。
メールアドレスを登録することが重要
クライアントや取引先のメールアドレスは、ついつい数が増えると登録をし損ねてしまいますが、登録をきちんとすることで、詐欺被害を防ぎやすくなるでしょう。
メールアドレスが登録されていれば、登録されていないメールアドレスからメールが来ても、表示がアドレスのみになっています。
その為、異常事態に気が付きやすくなり、メールアドレスを確認するきっかけに繋がるのです。
新人社員の場合、同じようなメールアドレスですと、ついつい信じてしまって送金するというようなこともありますので、必ず指導を徹底するようにしましょう。
心当たりがない請求に関しては必ずチェック
万が一心当たりが全くないような請求書、記憶にないような請求書の場合。
忘れてしまったのかもしれないと自分を疑う前に、メールアドレスを疑うように癖をつけてください。
自分を疑い始めると、簡単に詐欺被害に引っかかってしまう可能性があります。
心当たりがない請求はもちろん、請求関係のメールが来た際には、経理など、一か所でまとめてメール対応をすることが重要です。
請求に関してのメール対応を一か所で行うようにすることで、万が一の際にもすぐに対応することが出来、詐欺被害を事前に防止しやすくなるでしょう。
少しでも心当たりのない請求が来たら、メールアドレスをよくチェックし、必ず上司に報告、相談をする様に心がけてみてください。